【こんな仕事もあるの!?】市役所特有の仕事内容について大公開!

ラン

市役所の仕事ってどんなものがあるのかなぁ?

市役所の仕事と聞いて、皆さんはどんなイメージを持たれますか?

住民票の発行、税金の徴収、国民健康保険料の納付…といったように、一般的なイメージは、窓口対応業務を想像される方が多いのではないでしょうか。

もちろん窓口業務は市役所のメインの業務として存在しますが、常時窓口業務に従事している職員は全体の20%もいないと思います。

この記事を読めば、市役所にはこんな仕事もあるのか~。ということが分かります。

事前にイメージを持っておくことで、入ってからのギャップが無くなれば良いと思い、記事にしました。

この記事で分かること

  • 市役所特有の仕事3選
  • 市役所の仕事あるある3選

これらについて紹介します。

目次

私が経験した公務員特有の仕事3選

災害対応業務

クレームからの警察沙汰

選挙事務

ここに挙げた業務はほんの一例ですが、民間企業では通常経験できない業務です。

災害対応業務

とーりー

災害対応業務っていうのは、台風や地震が発生した際、避難所を開設したり、市民の避難誘導を行う業務だよ。

私が市役所に入庁してから10年以上が経ちますが、年々これらの業務への力の入れ具合は高まっています。特に、2011年の東日本大震災を経験してから、多くの自治体で防災行政に力を入れているという印象があります。

私も、徹夜で避難所運営をした経験も1度や2度ではありません。最近は大雨警報が発令されただけでも、すぐに避難所を開設する指示が出ることもあります。

そして避難所では、様々な市民がやってくることで、問題も生じます。

ラン

避難所に来る人は、原則全員受け入れるの?

犬、猫などのペットはどうなるのかな・・・?

避難所へのホームレスの受け入れについて、ニュースで話題になった事がありました。ホームレスは受け入れるべきなのか…メディアで議論されていました。

私の配属されていた避難所には幸いホームレスの方はやってきませんでした。しかし、いざ避難所にやってきたと考えると、対応に苦慮するのは間違いないので、ゾッとします。

避難所という限られたスペースなので、臭いは、かなり深刻でデリケートな問題です。

他の市民からのクレームも必至ですし、かといってホームレスの方を追い返すこともできない。

また、ペット連れの避難者についても同様に対応は苦慮するところです。

ペットを飼っている避難者にとって、ペットは家族同然なので、受け入れてもらって当然というスタンスでやってきます。

逆に、ペットには何の興味も無かったり、むしろ苦手な避難者も当然存在します。このような意見の異なる市民を、同時に相手をする必要があるところが、公務員の難しい仕事と言えます。

ラン

現場の職員は難しい判断を求められるんだね~。

ペットの存在が悩みの種になることもあるんだ・・・。

とーりー

びっくりすることに、避難所生活の方が快適だと感じる避難者もいるんだ。もはや避難の必要が無くなってるのに帰ってくれない人もいるから、そういった対応も大変なんだよ。

クレームからの警察沙汰

とーりー

2013年に、『宝塚市役所に火炎瓶をを持ち込んで火をつけた男が逮捕される』という事件がありました。

ここまで大暴れする人はまれですが、市役所には暴れる人が定期的に現れます…。これは本当に衝撃でした。

市役所という場所は、いかなる人であっても受け入れないといけません。どのような市民であっても、いわゆる出禁のような対応はとることができないのです。

大半の方は常識的な市民ですが、一方で民度の低い方お行儀の悪い方鼻がもげるような悪臭を放つ方サイコパス、変質者…など、様々な人がやってきます。そして、色々な部署でクレーム対応業務というものが発生します。

とーりー

ここだけの話ですが、クレーマーの結構な割合が公務員という事が多いです。教師、警察官、役所職員公務員の敵は公務員という図式が実は多く発生しています。

ここからは、私が経験した話です。

私の同僚が窓口でクレーム対応をしていました。その後、同僚の言葉に相手が激高し暴力を振るわれ警察沙汰になったというものです。近くにいた私も警察で事情聴取をされることになりました。その後、暴力を振るった男が起訴されたことにより、人生初の地方検察庁に行くという貴重な経験もしました。

とにかく、色々な市民とのやり取りの中で、トラブルが絶えないのが市役所の仕事です。中には初めから敵意むき出しで来る人もいるので、警察沙汰にまでならないトラブルは日常の中で数えきれないほど発生します。

このような様々なトラブルを乗り越えてきたという経験は、今後の人生にも活かすことができるとプラスに考えています。

選挙事務

選挙の事務って何?という方もいるかもしれないので、簡単に説明すると、

・期日前投票会場での業務
・投票日前日の会場設営
・投票日当日の受付
・投票後の開票事務

大きく分けてこのような業務があります。

近年は多くの自治体で期日前投票に力を入れるようになっており、選挙事務にかかる事務が多くなりました。

期日前の投票が増えたところで、投票日当日の仕事は今までと同様に存在しますので、仕事は減りません。

投票会場の担当は、選挙当日は朝6時から、夜8時過ぎまで、選挙会場に箱詰めになります。(長時間ですが、仕事内容は正直いたって簡単なものです。正直、この仕事でこんなにお金もらえるの?というのが本音です。)

ラン

お金は…いくらもらえるの??

とーりー

特別に教えてあげよう!休日の時給で計算するから、その人の階級とかによって違うんだよ。大体14時間勤務で3万円前後ってところかな?

開票事務の担当は、投票終了後の午後8時~早ければ午前0時まで、遅い時には翌午前3時までというケースもありました。当然自治体の大きさによって変わってきます。

選挙種別によって、いくつの選挙があるか、投票率がどのくらいかによって、開票時間及び終了時間が変わります。

例えば、衆議院議員選挙であれば、

【小選挙区選挙】
【比例代表選挙】
【最高裁判官国民審査】

の3つの作業が同時に行われます。

そして、何より最悪なのは、選挙の日程は、急遽決定されることがあるので、選挙当日に予定を入れていた場合、悲惨なことになります。

代替要員は自分で探さないといけません。代替要員を見つけることができなければ、予定をキャンセルするしかありません。

私の同期は、キャンセル料を払って旅行を泣く泣く諦めていました。特に衆議院選挙は、唐突に解散して選挙が始まるので、本当に厄介です。

お金はもらえるんですけど、ほとんどの人がやりたがらない…。それが選挙事務の姿です。

市役所の仕事あるある3選

制度改正に振り回される仕事

ルーティーンワークに耐える仕事

世間が思うよりも断然多い残業に耐え続ける仕事

制度改正に振り回される仕事

公務員の仕事は、制度改正との戦いでもあります。

国により、新たな制度が作られたり、現行の制度が改正されたりするたびに、現場は振り回されることになります。最近では、「コロナの給付金をばらまく!」と国が決めたら、対市民の現場である市役所は動かなくてはなりません。制度が二転三転することも良くあります…。

国家公務員は、国会議員等から直接制度改正の要請を受けるので、制度設計をしないといけません。

制度を作る側の国家公務員の仕事は、地方公務員より大変な業務だと思います。霞が関で作成される通知等が、深夜0時以降にメールで送付されているのは結構見かけます…。

そして税金、社会保障といった分野においては、毎年のように何らかの制度改正があります。そのたびに、データを管理しているシステムの内容を更新したり、市民に制度の周知をする手間が発生したりと、業務は膨れ上がります。

厄介なことに、新たな制度になるたびに、制度がどんどん複雑化するんだ。

会社員・公務員の方なら、年末調整の書類等を会社に提出すると思いますが、年々複雑になっていると思いませんか?

国は、税や社会保険料については、サラリーマンからできるだけ多く徴収したいという思惑があります。

なるべく制度を分かりにくくして、負担感を感じないように国に多くのお金を収めてもらおうと画策しているのです。

サラリーマンは税金や社会保険について、基本的には取られ放題なので、少しでもお金に対する知識を深めて、防御できることはしておきましょう!

今は、ふるさと納税や、iDeCo、NISAといった制度を活用することで、税金を節税することができるよ!

ルーティーンワークに耐える仕事

ルーティーンワークは市役所の仕事の中でも特に多い仕事かもしれません。

市役所の仕事の多くは、何らかの法令に則ったものになります。

例えば、

●住民票の発行事務→【住民基本台帳法】
●住民税の課税事務→【地方税法】
●生活保護受給者の対応→【生活保護法】

というように、それぞれ根拠となる法律に則って事務を行うことになります。

法律に基づくということは、多くの仕事には個人の裁量権がありません。決まった業務が多くなり、ルーティーンワークを行う職員が多くなります。

例えば住民票を発行する業務や、税金の証明書を発行する業務などに従事する職員は、基本的に日中の多くの時間を同じようなルーティーンワークをして過ごすことになります。

これらの仕事が苦にならない人なら良いですが、決まり切った仕事の繰り返しがキツいと感じる職員にはハードな職場となります。

一方で、市の独自政策を考える仕事広報活動を行う仕事など、裁量権がある仕事も一定数あります。

どのような職場に配属されるのか、完全な運次第という感じです。

これは本当に部署ガチャですね。市役所の部署異動は、転職です。全く違う仕事になることも多いので、戸惑う職員もたくさんいます。

とーりー

仕事ができる職員は、裁量権のある仕事をすることが多いよ。残業が多いから、やりがいはあるかもしれないけど大変…。

世間が思うよりも断然多い残業に耐え続ける仕事

市役所の仕事で一番闇を感じるのが、この残業の多さです。

ラン

市役所って残業あるの??

一般的な世間の目と一番のギャップがあるのがこの点ではないでしょうか。

特に、残業が多い部署の代表格は以下のとおりです。

・人事課
・財政課
・企画課

これは多くの市町村で同じような傾向があると認識しています。

いわゆる出世コースと言われる部署になります。この部署に配属されたら最後、5時を過ぎてからが本番だといわんばかりの仕事が待っています。私が知る限り、多く働いている職員は、軽く月150時間を超える残業をしています。

これらの部署に配属されたら、プライベートの時間はほとんど無いと思った方が良いでしょう。

残念ながら、例に挙げた以外にも残業が多い部署はたくさんあります。私が配属された部署もとても残業が多いことで有名な部署でした。実際最高で月に130時間程残業をした月もあります。

正直、公務員になった動機が、早く家に帰ってプライベートの時間を十分に使いたいという安直なものだったので、このギャップが一番ショックでした。

しっかりと下調べもせず甘い動機で市役所に入った自分が悪いのですが、残業の多さに体調を崩すこともあり、退職を真剣に考える原因にもなったのがこの残業の多さでした。

これからも職員の数はどんどん減らされる傾向が続くと思います。

くれぐれも5時に仕事を終わってワークライフバランス万歳!という気持ちで市役所に入らないようにご注意下さい!本当に後悔することになる可能性が高いです。

まとめ

今回は市役所特有の仕事3選】【市役所の仕事あるある3選 というテーマをご紹介しました。実際に内部に入ってみないと分からないこともあったと思います。

市役所でやりがいを感じて働いている人は、奉仕精神がとても強い人です。そのくらいの気持ちが無いと、楽しく市役所での仕事をすることは難しいと思います。

一見楽と思われる市役所の仕事ですが、実際は結構キツイことも多いです。とはいえ、楽な業務で、定時帰りができる部署が存在するのも事実です。

市役所に入ってからどんな仕事を担当することができるかは、運次第ということになります。

最後に、人事課の職員がプライベートで言っていた言葉で締めます

「長い役所人生、自分の希望する部署に1回でも行けたら奇跡」

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。一歩一歩、自由な人生にしていきましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

とーりー(辻タカシ)です。
30代後半に公務員からフリーランスWebライターとしてキャリアチェンジする過程と、自由な人生を生きることについて発信していきます。
少しでもストレスフリーな人生を歩む方が増えれば嬉しく思います。
よろしくお願いいたします!!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次