【残業問題】公務員の仕事「9時5時」「残業はほとんど無い」の真実は!?

こんにちは。とーりーです。

今回は、公務員の残業問題についてお伝えします。

これから公務員を目指す方にとっては気になるであろう公務員の就労環境。実際に働く上では、とても気になるところですよね。

私自身の実体験や、データ等をお示しして、現在の公務員の就労環境についてお伝えします!

結論から言うと、公務員の「9時5時」「残業はほとんど無い」は、8割ガセネタです!という事で、順に解説します。

目次

公務員の残業時間は長いのか?

一言で公務員と言っても、省庁勤務、市役所勤務、学校の先生、警察官、消防士自衛官等、多種多様な業種があります。

コロナウイルスの蔓延により、多くの公務員が何らかの形でその対応に従事している現状がありますが、そんな中、2021年4月に衝撃的なニュースがありました。

政府が中央省庁で働く国家公務員の残業時間を調べたところ、昨年12月~今年2月に「過労死ライン」とされる月100時間を超えて残業した職員が延べ2999人に上ることが分かった。最も多いのは財務省の553人だった。

政府が3月30日に閣議決定した答弁書によると、2999人は43の府省庁などのうち35に及んだ。新型コロナウイルス対応が残業の主な原因で、最多の財務省では新年度予算の編成作業も影響した。厚生労働省の497人、農林水産省の250人が続いた。

最も残業時間が長かったのは、内閣官房の新型コロナウイルス感染症対策推進室の職員で364時間(1月)だった。人事院規則では、残業時間の年間上限を原則「360時間」としており、1か月だけで年間上限を超えていた。続いて、経済産業省の326時間(同)、財務省の266時間(同)となった。

(後略)

引用:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210403-OYT1T50239/

この記事から分かるヤバいところは2点、記事にも書かれていない事を加えると3点あります。

  1. 一月の残業時間が364時間
  2. 過労死ラインを超える100時間超の残業をしていた職員が延べ2999人
  3. 記事にある情報は、公になっている情報のみ

一月の残業時間が364時間

1つ目の残業時間が364時間…これは、常識的に考えてもうあり得ない状況だと思います。

364時間という事は、単純に30日で割ったら1日当たり12.1時間になりますので、週当たりにすると約85時間になります。

具体的にどういう状況かというと、平日10時間ずつ残業して(恐らく仕事終わりは朝の4時?)、それに加え、土日も17~18時間仕事をしている状態です。

書いているだけでも吐きそうになってきます。

これを放置していいんでしょうか。日本という国がこのような事態を当たり前の事として行っているという事実に恐怖すら覚えます。

過労死ラインを超える100時間超の残業をしていた職員が延べ2999人

2つめの過労死ライン超え職員の件も、1つめとほとんど言いたいことは同じです。

過労死ラインというものはそもそも国が決めているものです。

国家公務員の多くがこの基準を超えて労働に従事しているという状況は、かなり深刻な事態だと思います。極端な話、全員が仕事で死んでもおかしくないと言っているようなものですから。

厚生労働省は、現在過労死ラインの見直しについて検討しています。

現在の過労死ライン基準は20年前に設定されたもので、

  • 病気の発症直前1か月に100時間
  • 発症前の2か月から6か月は1か月平均で80時間をいずれも超えた場合など

とされていますが、これに加えて

 
【NEW】
残業時間の長さが「過労死ライン」に達しない場合でも、それに近い残業があり、不規則な勤務などが認められれば「仕事と病気の発症との関連性が強いと評価できる」として、労災と認定すべき

ということが付け加えられるのではないかと言われています。

具体的には、

  • 仕事の終了から次の開始までの「勤務間インターバル」が短い場合
  • 休日のない連続勤務

等があった場合は、過労死という事が認められるという解釈です。

正直、今現在の基準すら守れていないのに、何が新基準だという感じです。民間企業に働き方改革を無理やり押し付けて、形だけの制度を作ることに何の意味があるのかと思います。

記事にある情報は、公になっている情報のみ

3つめは一番の闇の部分でもあるコレです。

記事にある情報は公になっている情報のみ…つまり、申告していない残業は含まれていないのです。

霞が関ではサービス残業がまかり通っているというのは有名な話です。公務員の世界では、予算を超える残業をしても、残業代は原則出ません。

なので、この記事に書かれていること以外に、相当なサービス残業が行われているという事が推察されます。

少し話は変わりますが、霞が関では、テレワークの導入が進んでいるということを形だけ示すために、テレワークしている人数を調査する当日のみ、自宅待機を命ぜられる職員が多発したそうです。

これにより、なんちゃってテレワークが成立です。

本当に振り回されているであろう職員さんを考えると、気の毒でなりません。

私自身、国家公務員事情については、聞いた話と想像でしかありませんが、実際一緒にお仕事させていただいた経験もあり、過酷な労働環境については、大方間違いない思っています。深夜0時を超えた後に作成されたメールも多々見たことがあります。

今回はニュースをベースに、国家公務員のあり得ない残業事情を紹介しましたが、地方公務員の世界や教員の世界など、似たようなケースは起こっています。

それでも定時で帰っている人はどんな人?

公務員の世界には残業がまかり通っているという事はお伝えしました。

それでも、定時で帰っている人もいるのでは?という疑問についてお答えします。

定時に帰っている人は、います!これは、どこの会社でも一定数はいると思いますが、市役所で定時に帰れるのは主に以下のような属性の人です。

  1. 臨時・非常勤職員
  2. 子育て中の職員(主に女性)
  3. ポンコツ職員
  4. 天国部署の職員
  5. 部長級

順に解説します

臨時・非常勤職員

多くの自治体では、臨時・非常勤職員の割合は3割を超えるというケースも少なくありません。これらの職員は、通常の公務員試験というものをパスしたのではなく、多くはアルバイト募集のような形で採用された職員です。

2020年4月より、会計年度任用職員制度が開始され、会計年度職員というような呼ばれ方をするようになっています。

こういった形態で採用された場合、例外を除いて、ほぼ定時で帰ることができます。

子育て中の職員(主に女性)

子育てに関して公務員は育休の制度が充実しており、働きやすい環境となっています。

子育て中の職員については、育休終了後に職場復帰してからも、時短制度等があり、仕事を早く切り上げたり、保育園の迎えがあるために定時で帰るというケースがほとんどです。

子どもが小学校に入るまでは、比較的仕事も楽な部署で勤務できる職員の割合も多いです。

ポンコツ職員

ポンコツ職員…言葉がめちゃくちゃ悪いですけど、これはどこの会社でもいると思います。いわゆる「仕事しないおじさん、おばさん」と呼ばれる属性の人たちですね。

このような職員は能力も低いため、そもそもの仕事が割り振られていないことが通常であり、残業をすることがほとんどありません。

もちろん、このような職員の割を食っているのが、その他の職員です。これはどんな会社でも起こりえる事態だと思いますが、公務員の給与制度は、年功序列が今でも根強いこともあり、働かないおじさんが働く若手の倍近くの給料をもらっているという事も当たり前に起こります。

仕事が無いのに、残業代を稼ぐために残っている猛者もたまに出現します。

天国部署の職員

天国部署とは、ずばり残業が少ない部署です。

役所の中にも天国部署はあります。割合としたら2割くらいでしょうか。

この2割の部署に配属されたら、残業がほぼ無いという事になります。仕事内容が面白いかどうかはまた別の問題なので、そこで地獄を見る人もいるかもしれませんが…。

天国部署は運で配属されるのか!というと、必ずしもそういう訳ではありません…。

上記の子育て中の職員、病休関係の職員、政治的な力を持った職員等々、何らかの要因によって配属されるケースも多いという現実があります。

もちろん、天国部署の全ての職員がそういうケースに該当するわけではないので、運で配属される職員もいます。しかし、若手のバリバリ仕事できる人たちは天国部署に配属される可能性は極めて低いという現実があります。

部長級の職員

部長級まで出世すると、早く帰る人が多い印象です。

ほとんどの場合、部長たちは平常時の事務はあまり携わることが無いので、議会の時期だけ議員との対応等で忙しくします。

もちろん、様々な部がありますので、例えば今だとコロナワクチンを担当している部の部長ともなると、連日忙しい日が続いています。

ほとんどの部長は、定時で帰ることが多いですが、部署ガチャ次第で激務になる可能性もあるということです。

まとめ

今回は、公務員の残業の実態について、データや、内部から見た実情を元にお伝えしました。もちろん、全国には様々な種類の公務員がいるため、一概に言う事はできません。ただし、事務系の公務員に限って言えば、多くの場合このようなケースに該当することが多いと思います。

近隣自治体で勤めている知り合いも同様の話をしていますし、それこそTwitterにもそのような情報はたくさん溢れています。

公務員の世界にも、働き方改革の波が来てほしいと願います。

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この記事を書いた人

とーりー(辻タカシ)です。
30代後半に公務員からフリーランスWebライターとしてキャリアチェンジする過程と、自由な人生を生きることについて発信していきます。
少しでもストレスフリーな人生を歩む方が増えれば嬉しく思います。
よろしくお願いいたします!!

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